創業年数はひとつの特徴です。
創業から数十年経っているのに、そのことすら記載していないという会社があります。
以前開催したセミナーの参加者の方が、創業から50年以上経つのに、それを一切、チラシ上で表現していませんでした。「もったいない!!」と単純に思いました。
信用してもらう証明として、「創業年数を記載する」という方法があります。
ただ、これだけではテクニック的なものになりますので、もっと効果的な方法をお伝えします。
長く続けられているということは、“選ばれている理由”が必ずあります。他にも同じような会社がありながら選ばれているのですから、とてもありがたいことです。その理由をくっきり明快にしていくということが大切な仕事のひとつです。
創業から50年以上経つ会社の方にいろいろとヒアリングしてみると、「あぁ、そういうえば、●●では1番かもしれないです」っていう言葉が出てきました。
「それっ!そこを表現しないと!!」・・・とつい言葉がでました。
またそれと同時に、1番のところを軸に考えて経営戦略を組み立てる必要があります。
案外、自社の特徴は意識していないですし、見えないものです。いくら見ようと思っても、見えないこともあります。他の人にアドバイスするときはよく見えるのに・・・。
特に、二代目・三代目・・・と月日が経つと、“そもそもなんでお客さまから選ばれているのか?”というのが埋もれてしまいがちです。非常にもったいないことです。
会社が続くというのはとても貴重なことです。潰れる会社が多い中で続いているのですから、何かしらの理由があります。なければ、続いていません。
ある意味、私はそれを明確にすることが仕事になっています。コピーを書くことではなく、選ばれている理由を明確にしていくこと。それがわかれば、表現自体は無駄に凝らなくても良いのです。