今回は薬袋のデザインについてです。国内の調剤薬局の数は5万軒を超えていて、実はコンビニより多いんです。
厚生労働省は、医療費の適性化・医療の質の向上・薬物療法の安全性などを目的に、2016年4月から「かかりつけ薬剤師制度」をスタートしました。
多くの人は、門前薬局(病院の近くの薬局)で薬を受け取っていると思いますが、これからはどの医療機関を受診しても自分の身近にある薬局に行きましょうというわけです。
政府は2025年までにはすべての薬局がかかりつけ薬局としての機能を持つことを目指しています。
そのため、これからの薬局には「魅力的で選ばれる薬局」をつくるための工夫が求められてくるのではないでしょうか。
薬袋で薬局の特徴を表す
硬い話になってしまいましたが、要は薬局の特徴を出す手段の一つとして、オリジナルの薬袋は有効です。
薬袋をオリジナルで使っているところは多くありません。私自身、複数の薬があったり、家族の分とごっちゃになったり、紛らわしいなぁと思ったことがあります。
ちょっとしたことですが、視覚的な違いを出すことで「あのかわいい薬袋の薬局は説明が丁寧だったな」など覚えてもらうことができます。
店舗づくりやスタッフ教育といったブランディングの一環としても、オリジナルの薬袋は有効な手段といえます。
院内処方にも最適
調剤薬局以外に
- 動物病院
- 歯科医院
といった、院内処方の薬を扱っている病院にも、オリジナルの薬袋は最適です。
特にお子さんには喜ばれます。オリジナルにすることで病院をアピールすることもできます。
これからは、患者さんがかかりつけ薬局を見つけようとする動きは加速するかもしれません。
私も今までは、薬はいつも門前薬局でもらっていました。アレルギーとか副作用とかいつも同じ説明を繰り返していたことを考えると、かかりつけ薬局は確かに便利だなぁと思います。
薬局をブランディングしたい、認知してもらいたいとお考えの方、まずは薬袋から変えてみてください。