展示会ブースに飾るパネルデザインにコツはある?【展示会集客するときの注意点とその解決策】

展示会パネルデザイン デザイン

こんにちは、コピーライティング専門会社・ワードメーカー株式会社の狩生です。

最近になり、展示会もまた活発になってきました。

やはりリアルで見ることができるっていうのは良いことですね。

オンラインも普及しましたが、普及したがゆえにリアルの価値も上がっている気がします。

ちょうど先日、展示会に出展されるお客様から展示会パネル制作をご依頼いただきまして、コピーライティング&デザイン含めて作成させていただきました。

3日間とも盛況だったようで、少しでも関われたことを嬉しく思います。

今回は、「展示会パネルを工夫することで集客に関わるかどうか?」ということについてお伝えしていきます。

展示会パネルで製品説明ばかりしていませんか?

まず、最初に質問です。

展示会パネルで製品やサービスの説明ばかり記載していませんか?

「パネルだから当たり前じゃないか」と思われる方もいらっしゃると思いますが、説明ばかり記載してしまうと、本質を見誤る可能性もあります。

展示会パネルを作成するときに避けるべきこと

本質を見誤らないために、以下の3つを避けるようにしてください。

1.製品・サービスの説明を中心に記載する

もちろんまったく意味がないわけではありませんが、説明ははじめからするものではありません。

むしろそういった説明はパンフレット等の役割です。

パネルに詳細を記載されてもパッと見でわからないことが多いですし、そもそも機能がほしくて導入するわけではありません。

ではどうしたほうがよいか?については後述します。

2.とりあえずチラシをパネルにしてみる

チラシをそのまま展示会パネルにしたからといって、これまた役割が異なりますので、うまく適用できていない可能性があります。

チラシにはチラシの良さがありますし、パネルにはパネルの役割があります。

なんとなく・・・で作ってしまうと、せっかくの出展で機会損失してしまうかもしれません。

3.業者に丸投げする

展示会をひととおり構築してくれる会社もありますが、そういった会社に丸投げしてしまうと、「作られた感」が出る可能性があります。

それが絶対ダメというわけではありませんが、やはり脳に汗をかくという作業は丸投げすべきではありません

展示会パネル作成のコツと事例

それではここからコツとその例について紹介していきます。
先程偉そうなことを言ってしまい、すみません。

でも、理由があるのです。

それをこれからお伝えします。

【1】何が変わるのかを伝える

ひとつ目が「何が変わるのか?」を中心にパネルで伝えるということです。

どういうことか順番に説明します。

製品やサービスというのを展示会で見て回っている人・会社というのは“何かしらの解決したい課題”があります

何も無くて来ている人たちは見込み客ではありませんが、ぼんやりとしてでも目的があるとしたら、解決したい課題があるはずです。

その解決したい欲求の度合いは会社によっても異なりますので、“課題がある”ということが重要です。

「その課題を解決してくるものはどれか?」・・・と思って、見て回っています。

そうすると、「自社と関係がある」と思った場合だけ足を止めてくれます

自社と関係が無いと思ったらスルーされます。(なんだか当たり前のことを言っていますが、とても大切な部分です)

自社に関係があると思ってもらうためにはどうするか?という答えが、「導入することによって何が変わるのかを伝える」ことなのです。

この製品・サービスを導入することでこういうことが変わるということを伝えることができれば、機能などの説明は後でもよいのです。

むしろ最初から伝えると混乱します。

ここがめちゃくちゃ大事なのですが、抽象的に伝えているので伝わりづらい部分でもあります。

なので、事例を紹介します。

【事例】何が変わるのかを伝える…に関する展示会パネル例

先日、制作させていただいたのが三邦コーポレーション様の下記展示会パネルです。

 

展示会パネルデザイン

こちらのパネルでは、製品に関する詳細説明は一切ありません。

しかも機械を紹介しているのに、やたら人の写真が掲載されています。

ここでは、「導入することでどう変わるのか?」に特化してパネルの内容を考えて制作させていただきました。

【2】立て看板だと思って情報を絞る

展示会パネルを作っておいてこんなことを言うのは変ですが、展示会パネルをじっくり見る人は基本的にはいません。

じっくり見てくれるなら、大量の時間を投下してもよいかもしれませんが、「基本的には見られない」と思って作成するのが得策です。

コツとしては、“立て看板のようだと思う”ことです。

立て看板って、情報をたくさん書くと見られないですよね?

たとえば、わかりやすい例でいうと、「こっちが駐車場ですよ」という案内の立て看板もそうです。

パッと見てわかるように、駐車場があることがまず伝わればOKです。さらにスペースがあれば「何台駐められるか?」などの情報を入れます。

優先順位付けをした上で、スペースの限りで、作っていくのです。

どういう情報を掲載するかについてリストアップする必要はありますが、それを全部のせてたらもちろんNGです。

そこから「はじめの段階で本当に必要なものがどれか?」を取捨選択するのです。

できれば、一点集中がオススメです。

人間の脳の情報処理能力は、短い時間だとそれほど高くありません。

【3】他社との差別化も考える

最後3つ目が差別化です。

展示会の場合、ブースが並ぶので、他社との差別化も考えておく必要があります。

とはいえ、出展するまでは他社がどのようなブースなのかはわかりませんので、あくまで予想するしかありません。(そのためにも、いろんな展示会に足を運んでおくことが欠かせません)

簡単なコツでいうと、“ありがちなものはしないほうがよい”です。

ありがちな展示会パネルだと、溶け込んでしまい、背景のひとつになってしまうからです。

たとえば、先ほどご紹介した展示会パネルの場合ですと、他のデザインと大きく違うところは内容ももちろんですが、デザインに人の写真を使っているところです。

私も実際に展示会に行って、全部見回りましたが、人の写真を使っているところはほとんどありませんでした。

それだけでもちょっと目立つようになります。

「そんな単純なことで…」と思うかもしれませんが、そのような小さなことの積み重ねがやっぱり大切なのです。

考えなくなるとアイデアが枯れてしまいますので、避けるべきことでお伝えしたように丸投げはしないほうがよいのです。

少なくとも一緒に脳に汗をかいてくれるところと組むようにしましょう。

まとめ

展示会パネルの注意点とコツ・事例についてそれぞれご紹介しました。

最後にひとつだけお伝えしておきます。

ここではさまざまな要素についてお伝えしたので、正直、情報過多だったと思っています。

こういう風にしているのは、ブログ記事だからこそできることです。ピックアップして読んでもらうことを目的にしています。

展示会パネルの場合は、情報過多だとスルーされてしまいます。しかも、遠目のケースが多いので、細かな字で書いていてもパッと見ではわからないのです。

だからこそ、【情報を絞って何が変わるのかを伝える】ことが大切なのです。

これだけでも覚えてもらってページを閉じてもらえると嬉しいです。

→パネルの制作についてはこちらをご覧ください

 

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