前回の続きです。
美容院の集客力がスゴイ「手書き風チラシ広告」のポイントを“あと2つ”ご紹介します。(1つは前回の記事で説明しましたので、そちらをご参照ください)
モデルの写真がない
美容院の広告としては衝撃的です。
なんと、モデルの写真がないという広告。
通常であれば、キレイなモデルさんを使って、「こんな髪になりますよ」「こんなにかわいくなりますよ」「こんなにカッコよくなりますよ」・・・と言いたいところです。そうですよね?
若者向けの美容院だったら若者のモデルを、メンズ美容院だったらメンズモデルを、50代60代向けの美容院だったら相応のモデルを・・・。普通はそうします。
でも、この広告は違いました。
モデルの写真がないという事実。では、どうしたのか?
文章中心で攻めているのです。ほとんどが文字で占められています。美容院としてはいと珍しい形式。
対象の人の悩みを的確に捉えている
そして、最後が1番重要なところです。
(重要な部分をあえて最後にもってきました)
それが「対象の人の悩み」を的確に捉えてそれを的確に表現していることです。別に一流コピーライターのような凝りまくった表現をしているわけではありません。
むしろそんなのは必要無いのです。的確なものほど、シンプルでわかりやすい。そして、それが広告を読む導線になります。
シンプルな表現。工夫しすぎない表現。
変なテクニックを学んで工夫しすぎると、結局“元の素材”が何かがわからなくなるぐらい“ぐちゃぐちゃに”なってしまいます。本末転倒。
そうならないためにも、変な創作料理をつくるのではなく、まずは王道。悩みを捉えてシンプルに表現。
ここがなければ、前回の記事でご紹介した「手書き風」は活躍できません。